親知らずが生えてこない?元々ない場合や生えてこない方はどうしたらいいのかご説明します。
親知らずは早い人だと10代後半から生え始めてきます。
しかし、なかなか生えてこない方や、元々親知らずが存在しない方もいらっしゃいます。
「周りの人は親知らず生えてきているのに私は大丈夫かな?」「親知らずが元々ない場合は歯医者に行かなくても大丈夫?」などとご心配される方も多いです。
今回は親知らずがなかなか生えてこない方や、元々ない場合の親知らずの対処法についてご説明致します。
親知らずが生えてこない人や元々ない人とは?
親知らずは永久歯の萌出順では、最後に生えてくる歯です。
そのため、なかなか親知らずが生えてこない場合や、元々親知らずが作られていないといった方も多くいらっしゃいます。
しかし、生えてこないからといって放置するのは危険です。
親知らずが生えてこない原因を知り、お一人お一人に見合った対処法を実践することが大切です。
親知らずがなかなか生えてこない理由を以下にご説明致します。
親知らずが生えてこないのはなぜ?
親知らずの卵(歯胚)は、大体10~12歳頃に作られ始めます。
その後、時間をかけて歯の形が形成されて、親知らずとして10代後半から20代ごろに生え始めてくるのが一般的です。
親知らずがなかなか生えてこない原因は以下の通りです。
歯胚がない
元々親知らずの卵が産まれずに、歯胚が作られていない場合は親知らずは生成されません。
親知らずは歯列の一番奥に生えてくる歯で、咬み合わせの機能を果たさない歯なのがほとんどです。
その為、現代では人体が親知らずを必要としていない事が多いので、元々作成されないことも多くあります。
歯肉に埋まってまだ出てきていない
親知らずが通常通り形成されていても、まだ生え始めるタイミングでない場合は、歯肉や顎の骨の中で眠っていることがあります。
頭も出していないので、なかなかご本人も気付くことが難しいです。
歯科医院の定期健診などで、レントゲンの写真を撮った時などに発見されることが多いです。
隣の歯にぶつかって出て来れない
親知らずは通常通り生えてこようとしていても、顎が小さく歯の並ぶスペースが狭い時や、親知らずが生えるスペースがない場合は、隣の歯にぶつかって生えてこない場合があります。
親知らずがいる場所の位置によって、まったく症状がない場合もありますが、汚れが入り込んでいる時や歯周病の数値が悪化している場合は知歯周囲炎になることもあるので、注意が必要です。
親知らずが元々ない人は異常ですか?
親知らずが元々ない人は全く異常ではありません。
日本人では親知らずが元々ない人は約20~25%程度いると言われています。
親知らずは第三永久歯とも呼ばれ、遺伝や人類の進化と共に不要になってきている歯です。
元々大臼歯は食べ物をすりつぶすための歯で、自分の体重と同じぐらいの負荷にも耐えられるようになっています。
しかし、現代はそこまで硬いものを常に食べているわけではなく、昔ほど大臼歯でしっかり噛みしめる必要はなくなってきています。
その為、顎も小さくなっていき、親知らずが並ぶスペースもなくなり、親知らずは不要とみなして元々形成されない方もいらっしゃるのです。
親知らずが元々なくても、異常ではないのでご安心下さい。
親知らずが元々ない人は歯医者に行かなくても大丈夫ですか?
親知らずが元々ない方は、親知らずの抜歯や智歯周囲炎に悩まされることはありません。
しかし、ご自身の歯を健康的に保つために、親知らずが生えていなくても定期健診や、定期クリーニングを受けることはとても大切です。
歯科医師の指示の元、定期的にレントゲン撮影で親知らずの萌出経過を見ながら、しっかり他の歯のメンテナンスを受けるようにしましょう。
親知らずが生えてこないのは異常ですか?
親知らずがなかなか生えてこず、レントゲンでも親知らずの存在を認めている場合は、経過観察が必要です。
親知らずの影響で、歯周病の数値が悪化していたり、智歯周囲炎が起こっていたり、隣り合う歯に虫歯が出来ている可能性があるからです。
さらに、親知らずの存在をしっかり確認できている場合は、身体の免疫力が低下したタイミングで急に腫れたり、痛み始める場合があります。
その為、親知らずが元々ない方よりも歯科医院でしっかり経過を追う必要があります。
親知らずが生えてこない人はどうしたらいいですか?
親知らずがなかなか生えてこなくて心配な方は、まずは一度歯科医院で親知らずについて相談しましょう。
親知らずが存在するのか、元々ないのか、どこまで生えていきているのか、どのような向きで生えているのか、顎の中に炎症は起きていないかなどを確認する必要があります。
そして、ご自宅では親知らずの一本手前の歯をしっかり磨くよう意識しましょう。
親知らずの影響を受けて虫歯や歯周病になりやすい歯なので、ワンタフトブラシや歯間ブラシ、フロスなどを使用して丁寧にケアすることをオススメします。
まずは歯科医院で親知らずの状態を確認しましょう
親知らずは肉眼ではなかなか確認するのが難しい場所にあります。
その為、親知らずが心配な方は歯科医院でしっかり検査を受けてみましょう。
現在すでに歯科医院で定期健診を受けている方は、担当の歯科医師に聞いてみて下さいね。
歯科医師はしっかり親知らずの状態や本数まで確認しておりますので、安心してお声がけ下さい。
親知らずの治療や抜歯に関することは、京都府京都市西京区「さかの歯科」にお気軽にご相談ください。
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