親知らずの抜歯後はどんな食事ができますか？

親知らずを抜歯した後は、どんな食事をしたらいいのか、注意した方がいい食べ物はあるのか気になる所ですよね。

今回は親知らずの抜歯をした後のお食事での注意についてご紹介致します。

親知らずの抜歯は簡単に抜ける単純抜歯と歯肉切開や骨削り・分割などもする複雑抜歯とございます。

抜歯が難しい程痛みや腫れが強く出て、開口障害などを併発するリスクも高くなります。

大体1週間程度はお体や抜歯した部位を刺激しないようなお食事に変えていただく必要がございます。

親知らずの抜歯治療の当日のお食事について

抜歯直後の2〜3時間

抜歯をして2〜3時間はご飲食をなるべく控えましょう。

親知らずの抜歯は特にしっかり麻酔を効かせておりますので、痛みだけではなく熱い食べ物や飲み物の温度も麻痺してしまい火傷のリスクがございます。

他にも感覚がないため頬や舌を誤って噛んでしまうなどの怪我の恐れもございます。

麻酔が切れるまではご飲食を控えていただく方が安全でしょう。

抜歯当日のお食事

抜歯した部分に血餅という血のかさぶたが徐々にできてきますので、そのかさぶたが取れないようなお食事方法や内容にしましょう。

抜歯当日におすすめの食べ物はこちらです。

・おかゆ

・雑炊

・柔らかいうどん

・ゼリー飲料

・ヨーグルト

・具が小さめのスープ

・すりおろしりんご

など

カレーや辛い食べ物などの香辛料や刺激物は抜歯した傷の治りに影響してしまう為、控えるようにしましょう。

アルコールも当日は控えるようにしましょう。

親知らずの抜歯をした翌日以降のお食事について

抜歯後の数日間は傷口がまだ治りきっていないため、刺激物などは引き続き控えるようにしましょう。

しっかり血のかさぶたが出来ていれば通常通りのお食事をしていただいて構いません。

ただ腫れが強く出てしまった時や開口障害が出て口が開けづらい場合などは、引き続き柔らかい物を召し上がっていただくと良いでしょう。

硬いものや大きい食べ物は咀嚼するのが大変なため、なるべく小さい柔らかいものを召し上がってくださいね。

抜歯の翌日以降におすすめの食べ物はこちらです。

・柔らかい麺類

・おかゆ

・雑炊

・柔らかいパン

・煮物

・小さめにカットした野菜やお肉

など

親知らずの抜歯後に積極的に取った方がいい食べ物はありますか？

抜歯後の傷の治りをよくするためにビタミンや亜鉛が豊富に含まれた食事をとると良いでしょう。

緑黄色野菜や乳製品、卵からビタミンAが摂取でき、皮膚や粘膜を保護する作用を高めてくれます。

また肉や魚やナッツ類などのビタミンB群もおすすめです。

亜鉛は大豆や卵、チーズなどから摂取することができ傷口の免疫力を高めて皮膚の新陳代謝を高めてくれるので積極的に召し上がると良いでしょう。

抜歯した側の歯で噛んでもいいですか？

抜歯した後は血のかさぶたに負担をかけないようなお食事をしていただく事をおすすめします。

そのため傷口がしっかり安定するまでは、抜歯処置をした反対側の歯で噛みましょう。

親知らずの抜歯した所に食べ物が詰まってしまった時はどうしたらいいですか？

親知らずの抜歯はその時の状態によって糸で縫う（縫合）か、そのままにしておくか先生が判断し処置します。

縫合してある時には食べ物が抜歯した穴に詰まってしまう事はあまりありませんが、抜いたままの状態で回復を待つ場合はかなりの高確率で食べ物が穴に詰まってしまいます。

ただ傷の治りとともに少しずつ入り込んでしまった食べ物も排出してくれるので、そのまま触らずに様子を見ましょう。

気になって舌で触ってしまう、歯ブラシを当ててしまうと傷の治りが悪くなってしまうので絶対にやらないでくださいね。

抜歯をする前にお食事を済ませておきましょう！

上記のように抜歯をした後は、色々とお食事の制限がでてきてしまいます。

出来るだけ抜歯をする前にお食事を済ませていただいてから、治療に臨むようにしましょう。

あまり処置前に食べすぎてしまうと気持ち悪くなる可能性もございますので注意してくださいね。

おすすめは抜歯処置の1時間前にお食事されることをオススメします。

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