親知らずに虫歯ができてしまった時の治療法はありますか?

なんだか最近奥の方の歯がしみるような気がする…なんとなく奥歯が痛いような気がする…もしかしたら親知らずが虫歯になっているかもしれません。

 

親知らずに虫歯ができてしまった時にどんな治療法があるのかをお話していきたいと思います。

 

 

親知らずに虫歯ができてしまった時の治療法はありますか?

 

親知らずは口の中で1番奥の歯で、大体20歳前後で生えてきます。

 

どうしても見えにくく磨きにくい歯なので、痛みが出始めた時や穴が空いてしまったタイミングで虫歯が見つかるケースが多いのが特徴です。

 

親知らずの虫歯が早期に見つかった場合と晩期に見つかった場合で治療法も大きく変わってきます。

 

親知らず、歯科治療3

 

 

親知らず周りの歯茎が痛い場合の治療法

 

親知らずは磨きにくい場所に生えてきますので、どうしても食べ物のカスやプラークが溜まりやすくなってしまいます。

 

なんとなく歯茎が痛む時は歯肉炎(親知らずの場合は智歯周囲炎と呼ばれます。)になっている可能性がございます。

 

歯肉炎でしたら歯の周りの専門的なお掃除を受け、丁寧にブラッシングすることで回復してきますので虫歯の治療は必要ありません。

 

 

 

親知らずが黒っぽく痛みがない場合の治療法

 

親知らずの噛み合わせの細かい溝に黒いスジが入っている場合があります。

 

虫歯ができてしまったかも!と心配される方も多いかと思いますが、ステイン(着色物質)が溝に入り込んでしまっているだけの可能性も考えられます。

 

ステインだけであればそのままにしておいても大きな問題はありませんので、よく溝までブラッシングして様子を見ましょう。

 

痛みが伴っている時は虫歯に進行しているケースが多いので治療が必要になってきます。

 

 

親知らずが黒っぽく、穴が空いている時の治療法

 

親知らずに著明な穴が空いてしまっている時は、虫歯の可能性が高いです。

 

早期発見できれば虫歯を取り除き、プラスチックの樹脂で埋めるような1日で終わる治療を受けることができます。

 

虫歯の範囲が大きいと型取りをして金属やセラミックを合着する治療となります。

 

その治療の場合早くても2回の来院が必要になります。

 

 

歯が欠けてしまった時の治療法

 

歯が黒くなく、噛み合わせの一部が欠けてしまっている場合も必要に応じて詰め物の処置を行います。

 

痛みがなくても隣の歯にも影響が出てしまいそうな時は積極的に治療を行います。

 

親知らずの場合特に痛みや不便などがなければそのまま様子をみる場合もございます。

親知らず、歯科治療2

 

ほぼ親知らずの歯が崩壊している場合の治療法

 

虫歯により親知らずがほぼ崩壊してしまい、歯質が少ししか残ってない時は抜歯をおすすめいたします。

 

この状態になってしまうと保存的な治療法はなく、残しておいても他の歯にも悪影響を及ぼしてしまいます。

 

ずっと放置していると顎の骨にも影響が出てきてしまうので、早々と抜歯の計画を立てる必要がございます。

 

 

親知らずの治療は大変ですか?

 

親知らずは口をどんなに大きく開けても開口距離が狭いので、治療の道具も入りづらいです。

 

なるべく小さめの器具を使用して患者様が辛くないように配慮をしておりますが、他の歯と比べると治療は大変かと思われます。

 

お辛い時は無理せずにお声掛けいただくか、治療中であれば左手を挙げて教えてくださいね。

 

親知らず抜歯の歯科医師

 

 

親知らずの虫歯治療は痛いですか?

 

親知らずに限らず神経がある歯は刺激があると痛みます。

 

親知らずの虫歯治療でもしっかり麻酔をして痛みを感じにくくしてから処置を行いますので、通常の治療と同じと思っていただいて大丈夫です。

 

麻酔をしても痛みを感じるようであれば麻酔を追加できますので我慢せずに先生に相談しましょう。

 

 

親知らずは治療して残したほうがいいですか?

 

親知らずは上記でもあげたようにどうしても虫歯になりやすい歯です。

 

そして不衛生な状態が続くと親知らずだけでなく、口腔機能として大切な7番目の歯や他の歯のリスクも高まってしまいます。

 

大きなトラブルがなく綺麗に保てているのであれば抜歯の必要もありませんが、虫歯になってしまった時は担当医と相談して積極的に抜歯するのも1つの方法です。

 

 

親知らずも治療できる!大切なのは予防です

 

親知らず=抜歯と思われがちですが、親知らずも大切な患者様の歯です。

 

抜くのが苦手であったり、親知らずまでなるべく残しておきたいなどご希望があればぜひおっしゃって下さい。

 

まずは親知らずがなるべく治療にならないように、奥までしっかり意識してブラッシングすることが大切です。

 

患者様と歯科医院のみんなで大切な歯を一緒に守っていきましょう。

 

親知らず、歯科治療1

 

 

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