虫歯が痛い

上顎

上額に多いのが、親知らずの位置が奥にあり、歯ブラシが届かないために起こる虫歯です。

下顎

下顎に多いのが、斜めもしくは横に生えているため手前の歯の間に入った食べ物を取れないためにおこる虫歯です。

智歯周囲炎で痛い

親知らず(親不知)は、専門的に智歯ともいいます。親知らず(おやしらず)は、歯ぐきから十分に露出していません。歯冠部(普通の歯で、口腔内に露出している部分)は、エナメル質という組織で覆われています。つまり、私たちが普段、目にしている歯の部分とはほとんどがエナメル質の部分です。

このエナメル質は、歯の1番外側を覆う組織なので、エナメル質と歯ぐきは接着していません。言い換えると、親知らずがあるという状態は、歯ぐきと接着しないエナメル質が歯ぐきに食い込んでいることになります。
その結果、隙間ができ、そこにバイ菌などの汚れが入り、歯の周りの歯ぐきが腫れてしまいます。炎症がもっとひどくなると、あごの下のリンパ腺や扁桃腺が腫れてきます。さらにひどくなると顔が腫れてきたり、、喉の方まで腫れて痛くなったり、口が1cmぐらいしか開かなくなることもあります。

対合歯ぐきが痛い

下の親知らずだけが抜いてあると、上の親知らずが段々と出てきてしまい下の歯ぐきに当たる(食い込む)ようになってしまう場合があります。

この場合、上下の歯を合わせるたびに、対合の歯ぐきに親知らずが食い込んで、対合歯ぐきに痛みを感じます。

顎関節(あごの関節)が痛い

上または下、片方だけの親知らずを抜いてある場合があります。左図は、上の親知らずが抜いてありますが、下の親知らずは抜いてありません。歯は元々萌出しようとする傾向があるので、図の様に下の歯が上に出て行こうとします。
下の顎を前に出す際、上の7番の歯と下の8番の歯(親しらず)がぶつかり、スムーズに動かすことができません。これにより、正常な咀嚼運動を阻害し、顎関節症や体調不良を誘発します。