親知らずはなぜ抜く?抜歯が必要な理由や抜かなくてもいい方法について説明します

「親知らずは抜くもの」とイメージを持たれている方が多くいらっしゃいます。

実際歯医者で親知らずはいつごろ抜歯が希望なのか聞かれた方も少なくないでしょう。

今回はなぜ親知らずを抜くのか、抜かなくてもいい方法があるのかについてお話していきます。

親知らずはなぜ抜くのですか?

親知らずは早い人だと10代後半から少しずつ生え始めてくる最後に生えてくる永久歯です。

歯の並びでも一番奥に生えてくるのが特徴で、歯の並ぶスペースがないと全て生え切らず、頭だけ出てきたり、横に生えてきたりする少しやっかいな永久歯です。

 

その為、親知らずが生えてこようとする時に隣の歯を押して痛みが出る場合や、歯ブラシが当たりにくく虫歯ができたり歯周病が進行して、歯や歯肉に痛みが出ることが多いです。

 

親知らずの腫れが繰り返される場合や、虫歯が進行している場合は親知らずを抜歯する必要が出てきます。

 

他にも歯列矯正を検討している患者様は親知らずが与える歯列への影響を考え、抜歯をする必要が高くなります。

 

親知らずの抜くべき症状とは?

親知らずの抜くべき症状は以下の通りです。

 

虫歯ができた

親知らずに虫歯ができてしまった時は、抜歯を検討する場合があります。

虫歯が小さい場合や、処置が可能と見込める場合は、親知らずでも虫歯の治療を行い、経過を見ることもあります。

虫歯が親知らずにできると、隣の歯も虫歯になりやすいので、隣の歯を守るためにも処置が必要になります。

 

歯肉が繰り返し腫れる

親知らずの周りの歯肉が腫れて繰り返し痛む場合は、抜歯を検討するタイミングです。

親知らず周りの歯肉の腫れは「知歯周囲炎」と呼ばれるで、繰り返し腫れるのであれば親知らずを抜歯した方が体への負担が軽くなります。

さらに歯周病が進行している場合は、親知らずのみならず周りの歯にも影響を与えますので、歯科医院での治療が必要になります。

 

親知らず付近が痛む

親知らずがまだ生えていない場合でも、生えてこようとする力により隣の歯が痛んだり、顎が痛むようになったら抜歯を検討します。

親知らずの影響で、保存したい歯に影響が及ぶのはあまり良くありません。

親知らずは生活するのに必要な歯ではないので、優先順位としてはお隣の歯を守るために親知らずの抜歯が必要となります。

 

口が開けにくい

親知らずの影響で口が開けにくくなる場合があります。

お食事で食べにくい場合やおしゃべりする時にも影響が出ている場合は、親知らずの抜歯を考えていきましょう。

顎の中で悪さをしている

歯医者でレントゲン撮影をした時に親知らずが見つかることも多くあります。

まだ生えていきていない時でも、顎の骨の中で炎症を起こしていたり、が溜まっている場合など何かトラブルが発生している時は抜歯対象となることが多いです。

 

歯並びが悪くなってきた

親知らずが生えてきて、隣の歯を押すことで歯並びにも影響を与えます。

特に下の前歯や上の前歯が寄ってきたり、歯が重なってくる時に、審美的にも気になる時は親知らずの抜歯を検討しましょう。

歯並びがずれてきてもあまりに気ならない場合は、そのまま温存することもありますので、担当の歯科医師としっかり相談しましょう。

親知らずは必ず抜く必要はありますか?

親知らずの影響で歯や歯肉、お口、お身体に影響が出ている場合は抜歯の必要性が高くなります。

さらに親知らずが隣の歯や他の歯にも影響を与えそうな場合も、抜歯をした方がいいでしょう。

 

親知らずが生えていても大きな問題がない場合や、まっすぐ生えている場合は、抜歯の必要はないことが多いです。

しかし、歯科医師の正確な診断が必要になりますので、自己判断せずにまずは一度歯科医院で状態確認しましょう。

さらに現代では、初めから親知らずが作られない方もいらっしゃいます。

上記のような方は抜歯の必要はありませんが、継続的に経過を歯科医院で追っていく必要性はあります。

 

抜く必要がない親知らずとは?

抜く必要がない親知らずの特徴は以下の通りです。

 

まっすぐ生えている場合

隣の歯に大きな影響も与えず、まっすぐにキレイに生えている場合は経過を診つつ温存することが多いです。

 

頭が少しだけ見えている場合

親知らずが生えてきていても、頭が少しだけのみの場合で痛みや腫れなどの症状がない時は、抜歯の必要性は薄いです。

しかし、レントゲン撮影や定期的な口腔内診査で経過を追う必要はあります。

 

衛生的に保てている場合

歯ブラシがしっかり当たり、親知らずが衛生的に保てている場合は抜歯の必要性は薄いです。

 

親知らずを抜かなくてもいい方法とは?

親知らずを抜かなくてもいい方法は、まずはしっかり親知らずを歯磨きして細菌が溜まらないように意識することです。

さらに定期的に歯医者で専門的なクリーニングを受け、親知らずまでケアをすることで、より衛生的に保つことが出来ます。

親知らずの歯ブラシの方法が分からない時や、なるべく抜かないようにしたい方は、ぜひ一度歯科医院でセルフケア方法を教えてもらいましょう。

親知らず対策のオススメのオーラルケア用品もありますので、併せて一緒に聞いてみましょう。

まとめ

親知らずは抜く必要がある、痛いなどのマイナスイメージを持ちがちですが、必ず抜く必要はありません。

しかしどうしても抜歯の可能性が高くなってしまう歯でもあります。

大きく腫れてしまったり、虫歯が大きくなるなどの急なトラブルが起こる前に、定期的に歯科医院で親知らずの状態も確認することが大切です。

親知らずの治療や抜歯に関することは、京都府京都市西京区「さかの歯科」にお気軽にご相談ください。

さかの歯科では、様々な歯のトラブルのご相談・治療を行っております。

詳しい診療内容は「こちら」でもご確認いただけます。

WEB予約」は24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

 

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