親知らずの抜歯をした後は何に注意したらいいですか?
親知らずを抜歯すると出血もしていますし、外科処置なのでその後の過ごし方や気をつける事が気になりますよね。
今回は親知らずの抜歯後の注意事項についてご説明して参ります。
親知らずの抜歯をした後は何に注意したらいいですか?
抜歯は親知らずに限らず、出血を伴い歯周組織も傷つけてしまいますので抜歯後は色々注意が必要です。
特に親知らずは歯肉の中に埋まっている歯を取り出す為に骨を削ったり、歯肉を切ったりする可能性もございますので特に注意が必要です。
何か気になる事があれば自己判断せずに、必ず処置してもらった歯科医院に連絡するようにしましょう。
親知らずの抜歯当日に注意すること
止血の為清潔なガーゼやティッシュをしっかり噛む
抜歯後は患部から出血します。
抜いた部分から血が滲むようであれば、清潔なガーゼやコットン、ティッシュなどを小さく丸めてぎゅっと噛んで圧迫止血するようにしましょう。
麻酔が切れるまでお食事は控えましょう
親知らずの抜歯は特にしっかりと麻酔を効かせています。
麻酔が切れる前にお食事をしてしまうと、感覚が無い為に粘膜や舌を噛んでしまって傷つけてしまう可能性がございます。
麻酔が切れてからのお食事がおすすめです。
親知らずを抜歯した当日はゆっくり休みましょう。
抜歯は外科処置ですので、まずはゆっくり休んでいただきお体を回復させることが大切です。
抜歯後当日はゆっくり休める環境を整えてから抜歯に臨むことをおすすめいたします。
抜いた部分は触らないようにしましょう
抜歯した後は元々歯が埋まっていた部分に血が溜まり、その血がかさぶたとなって数日かけて治癒して参ります。(血餅)
抜歯した部分が気になって舌や指で触ってしまうと、血のかさぶたが出来にくく剥がれてしまう可能性がございます。
歯ブラシでも取れてしまうので、意識して抜いた部分は触らないようにしましょう。
お食事も抜いた歯と反対側で咀嚼するように意識して下さいね。
抜いた部分の血を吸わないようにしましょう
上記と同じ理由で抜いた部分の血液をチュウチュウ吸ってしまうとかさぶたができなくなってしまいます。
しかも血を吸ってしまうと骨が露出してしまい、感染が起きドライソケットという症状がでてきてしまう場合がございます。
抜いた部分はどうしても気になってしまいますが、吸わないように注意しましょう。
強いうがいは控えましょう
強いうがいでも血のかさぶたは出来にくく取れやすくなってしまいます。
口の中をゆすぎたい時は、水を流すように口腔内で移動させ優しく吐き出すようにしましょう。
ブクブクうがいやガラガラうがいは控えてくださいね。
アルコールや激しい運動、熱いお風呂に長く浸かるのは控えましょう
抜歯後は血流が良くなるような事は控えましょう。
血のめぐりがよくなると腫れが強くでる場合もあり、傷口の治りにも大きく響きます。
熱いお風呂も控えて、抜歯当日は軽いシャワー程度で済ませるようにしましょう。
喫煙は控えましょう
抜歯後に喫煙をしてしまうと、タバコに含まれる有害物質(ニコチンなど)が毛細血管を収縮させ傷の治りを阻害してしまいます。
抜歯の傷がしっかり治るまでは喫煙を控えるようにしましょう。
お薬が処方されていればしっかり飲みましょう
抜歯後は抗生剤や痛み止めが処方されていればしっかり服用するようにしましょう。
抗生剤は腫れ防止にも繋がりますので決められた日数飲み切るようにして、痛み止めは痛い時に服用するようにしましょう。
痛みが出るのが心配であれば麻酔が残っている間に痛み止めを早めに飲んでおくのも方法の1つです。
残りの歯はしっかり磨きましょう
抜歯処置をした日は歯磨きするのも大変ですが、口腔内には常に数億個もの細菌がいるので抜歯した部分の感染を防ぐ為にも残った歯はしっかり歯磨きするようにしましょう。
ただ抜いた歯の部分は上記でも挙げた通り、歯ブラシを当てないように注意してくださいね。
手前の歯は普通の歯ブラシですと抜歯した部分を触ってしまう可能性があるので、ワンタフトブラシや小さめの歯ブラシなどで丁寧にお掃除することをオススメいたします。
夜寝る時にタオルを枕にしいておきましょう
抜歯をした日の夜は血が唾液と混ざり、夜寝ている間に枕を血で汚してしまう事もあります。
枕に汚れてもいいタオルなどを引いてから就寝される事をおすすめ致します。
長時間血が止まらない時は抜歯した歯科医院へ連絡して下さい
抜歯後ご自宅に帰った後も鮮やかな色の血がいっぱい出てくるようであれば、まずは衛生的なガーゼなどを噛んで圧迫止血をし、抜歯処置を行った歯科医院へご連絡ください。
状況をお伺いして、適切な処置が必要になる可能性がございます。
ただ歯科医師の方でしっかり止血確認をしてからご帰宅いただきますので、基本的には心配いりませんのでご安心ください。
親知らず抜歯翌日以降に注意すること
かさぶたを取らないように気をつけましょう
抜歯当日と同じように血のかさぶたが少しずつ出来上がってきますので、かさぶたを剥がさないように気をつけて生活をしましょう。
数日も経てばうがいをしても簡単にかさぶたが剥がれてくるような事はございませんが、あまり強い圧をかけると良くないですのでお食事や歯磨きの時は特に注意しましょう。
腫れて来たら保冷剤などで軽く冷やしましょう
親知らずの抜歯ですと大体翌日から1週間程度で腫れのピークとなります。
腫れが辛い時には保冷剤などで適度に冷やすようにすると良いでしょう。
あまり冷やしすぎてしまうと血液の循環が悪く回復が遅れてしまいますので、冷やしすぎには注意して下さいね。
抜歯数日後に強い痛みが出てきたら歯科医院へ連絡しましょう
抜歯をした数日後からドンドン痛みが強くなってくるようであれば、ドライソケットという細菌感染が起きている可能性がございます。
ドライソケットになってしまうと数週間から数ヶ月もの期間痛みが続いてしまうので、痛みが強くなってくるようであれば早めの歯科医院への受診をおすすめします。
抜いた後数日間はなるべくゆっくり過ごしましょう
抜歯処置をした数日〜1週間程度は、早く傷を回復させるためになるべくゆっくり体を休める時間を作りましょう。
安静に過ごす事がなによりも大切です。
先生から聞いた注意はしっかり守り、何かあれば早めの対処を!
親知らずの抜歯はどうしても体に負担がかかってしまうので、抜歯を受けると決まった時に心配事などは歯科医師に確認しておくようにしましょう。
抜歯後も不安なことがあればご連絡くださいね。
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